医療法人愛樹会外山内科クリニックタイトル
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ページタイトル:腎臓病について
 
 

慢性腎臓病患者数は1330万人に達し、成人の8人に1人は慢性腎臓病といわれています。慢性腎臓病は、今や28万人を超えている透析の予備軍であるばかりでなく、心疾患や血管疾患の危険因子であることが明らかとなっています。末期腎不全による透析療法や、心臓血管病による死亡に至る前に、腎臓病を早期発見し、早期治療することにより、慢性腎臓病の進行を抑制する事が重要であることが、判ってきました。慢性腎臓病は、一般健康診断や一般診療において実施される検尿による蛋白尿の検出が最も重要です。

腎臓の病気は内科・小児科的な病気と泌尿器科的な病気に大きく区別されます。
1.内科・小児科的な病気
糸球体腎炎(急性、慢性)
全身性疾患(糖尿病、膠原病、腎硬化症など)に続いて起こる腎臓の病気
2.泌尿器科的な病気
腎結石、腎腫瘍、多発性嚢胞腎、水腎症など

   
  サブタイトル:腎臓の位置や働き
 

腎臓は、背中側の腰よりやや上に左右1つずつあります。握りこぶしくらいの大きさで、ソラマメ状の形をしています。
腎臓は糸球体と尿細管と呼ばれる部分から出来ています。糸球体は片方に約100万個あり、心臓から送られてきた血液は糸球体でろ過され、その中から必要なものが、尿細管で回収され、残った老廃物が尿として排泄されます。

   
  サブタイトル:腎不全
 

腎不全とはなんらかの原因で糸球体が障害を受け、血液をろ過する機能が低下し、老廃物(尿毒症物質)および水分を十分排泄出来ない状態をいいます。
さらに進行すると尿量がしだいに減少し、ついには全く出なくなります。
腎臓の機能が10%以下になると透析療法が必要になります。

   
  サブタイトル:透析療法
 

腎臓の機能がほぼ10%以下になると、透析により、腎臓の働きの替わりをする必要があります。透析療法には血液透析と腹膜透析の2種類があります。
1)血液透析
血液を人工腎臓(透析器:ダイアライザー)に循環させて、身体に溜まった不要な老廃物や水分を除去し、カリウムやナトリウムなどの電解質を調節します。基本的には、週3回の通院で、1回3~5時間の血液透析を継続します。

2)腹膜透析
お腹に管を挿入して設置し、管から透析液を注入して、お腹の中にある腹膜を透析膜として利用して、身体に溜まった不要な老廃物や水分を除去して、電解質を調節します。透析液の交換は自分で行いますが、連日1日3~4回行うか、夜間に機械で自動的に交換する方法もあります。